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とうとう

一昨日の父の診察時、先生から本人に対して緩和ケアへの移行のお話がありました。私自身もそろそろ父本人に話を切り出したかったけど、気分や体調にもムラがあり、なかなかタイミングをつかめなかったんです。

でも、ますます言葉が出てこなくなったりして、診察も結局は気休めにしかならないし。
今行っているのは総合病院で患者数も多いし、治療を現実的に行わない患者には緩和ケアへの移行と転院をすすめています。

父もそういうことは理解しているのだけど、自分が「すすめられる」のは抵抗がある言動をしていたので、ためらいがありました。でも、先生も、本人も家族も、現状の通院と入院の繰り返しはもう限界だと思われたのでしょう。

診察時には父も納得をしました。脳への放射線照射という方法も残されているけど、それは「もういい」と言ってくれたのでほっとしました。私たち家族は、これ以上体を痛めつけても、苦しむだけの様子はみたくなかったから。

帰宅して、家で少しだけ荒れていました。しかたないですね。いろんなことができなくなっているので、自覚もあると思うんだけど、またもう一歩進んだ状況を受け止めなくてはいけないんだから。

緩和ケア専門病院の外来予約は一番早くて月末に取れました。電話ですが状況を説明し、外来後は、ゆくゆく入院を希望する形で申し込みました。すでに今の病院では紹介状も書いて転院先へFAXも入れてくれて、あとはCTなど資料を当日持参するだけです。それまで在宅で現状の病院に通院予定。どうか、それまで、入院することなく過ごせますように。
by noricolo | 2006-07-12 08:52 | 現実的なこと

ひとりごと


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